MD−K1レストア記


○MD−K1入手まで

毎日の日課(笑)のオークションを検索していたら、フロントの
キャリアーが少し違う郵便カブが出品されていました。
”おぉ!K1だ”入札はもちろんしましたが、掟破りのDM攻撃
でHPの事や、郵便カブへの熱い思いを伝え、なんと翌日に
MD110で出品者のガレージに押しかけたところ、その場で
商談成立(オク早期終了して頂き)、手に入れました。

私があまりにも熱心だったので、その2日後には彼のトランポ
で、MD−K1が我が家にやって来ました。

○MD−K1とは?

旧郵政省に郵便CUBが正式納入されたのは、71年3月15日です。その型番はK0で、72年7月31日まで
2625台納入されました。そして72年8月1日にK1が登場しました。大型のフロントキャリアーやCDタイプ
のフロントフェンダー、14インチの小径タイヤなどがK1の特徴です。
K0は17インチタイヤでフロントキャリアーは小型です。
#K1は77年10月まで33498台生産されました。

○MD−K1の現状分析

(画像をクリックすると大きくなります)

欠品部品:エンジン(キック・シフトペダル・ステップバー)・キャブ・ハーネス・キー・チェーンカバー
エアークリーナカバー・など・・・
錆状況:バッテリー付近やフレーム裏側は画像の通りです。フェンダーは修理、タンクは要交換です。

○MD−K1の特徴

なんと言ってもフロントキャリアーが現行とは違い大きいです。リアーのキャリアーにはスタンドを掛ける為の
バーがありません。フロントウインカーのステー位置が違います。アクセルワイヤー(スイッチ類のハーネス)
がハンドルの中にあります。キーの位置が左カバーにあります。キーOFFの状態でホーンボタンを押すと
キーの横のライトが点灯します。タンクの容量は現行と同じですがとてもスリムです。
ウインカー・リアキャリアー取り付けステー・エアークリーナカバーがメッキ部品です。

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○MD−K1のフレーム修正

塗装をする前にまずフレームを修正しなければいけません、修正箇所は”リアーフェンダーの穴””リアーウ
インカーステーの曲がり””ハンドルストッパー”です。リアーフェンダーの穴は、パテ埋めして修正。
リアーウインカーステーは、鉄パイプを使いテコの要領で修正。ハンドルストッパーは、鉄片を溶接して
修正しました。

○MD−K1の塗装

以上の修正はなんとか私の技術でカバー出来ましたが・・・問題はK1キャリアーです。
この細い鉄の棒が3次元的に曲がっています、この修正はキャリアー&タンク等を製作
されているbeyさんにお願いしました。
↓の塗装画像をご覧下さい、感動物です。

塗装は全く地味な作業です(笑)ひたすら錆を落とし、下地塗り→本塗り→クリアー塗り→磨きです。
文字で書くとこれだけですが、場所はとるし指紋は無くなるしシンナー中毒?になりかけました〜(爆)

電装品とハーネスは12V・V型を、K1に合うように改造して取り付けしてます。
改造といってもメインスイッチの位置を、サイドカバーに引いて来るだけで、あとは
ほとんどボルトオン! #走るシーラカンスを実感しました(笑)

○MD−K1の配線

8/16 エンジンを仮組みをして、8/29 本組みしました。
MD110を作った余りのパーツと各地のMDファンの方の支援で、なんとか形が出来上がりました m(__)m
しかし何もないところからエンジンを作るというのは、思った以上に大変でした。

○エンジンの組み立て

エンジン完成画像を写すのを忘れてました(笑)現在はすでに車体と合体しています。
もう少しで完成か? 次回の更新をお楽しみに。

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