MD-90のボアアップ1
左は、MD-90
右は、CT-110です。
MD-90のL・クランクケース
左は、CT−110・右は、MD−90
○下調べ&部品の検証 4速化の経験より、CT110の部品が使えそうなのですがボアアップ
(CT110のシリンダー流用)の場合は、どうなのでしょうか。
各使用部品を、検証してみたいと思います。
クランクシャフトはそのままでクランクケースに収まります、ベアリングは同じ部品で、ウェイトの幅も
同じです、右側シャフト部分(写真では下側)の寸法も同じです。 クランクケース右側・クラッチ
オイルポンプも共通部品です。左側シャフト部分(写真では上側)の、タイミングスプロケットまでは
同じなのですが、それより先がちょっと違うようです。 この部分の加工が必要のようです・・・
CT-110のL・クランクケース
L・クランクケースは、ちょっと見では同じように見えますが点火時期を合せる切り欠きの部分と
カムチェーンが通るあたりの形状・ボルト穴の有無などが違うようです。
シリンダーはCT110を使い、L・クランクケースもCT110の物を使うので、カムの辺りはそのまま
無加工でO・Kですが、点火時期マークの出っ張りを少し削らなければならないようです。
CT110のケースに、MD90のカバーをつける事になりますがガスケットが共通なのでカバー
はボルトオンで付きますが、1本ボルト位置が違うようです加工が必要です・・・
クランクシャフト回り
L・クランクケース
左がCT110で右がMD90です
インマニとヘッド&シリンダーとカムシャフト
インマニの取り付けボルト穴の間隔が違います、MD90のインマニを長円加工すればO・Kです。
ポイント(CT)をCDI(MD)に変えるわけですが、周辺の部品交換だけでいいようです。
そのほかに、ギヤーシフトスピンドルのオイルシールが違うようですが内径が同じなので
そのまま流用できそうです。
CT-110のL・クランクケース
MD-90のL・クランクケース
CT-110のL・クランクケース